紙製ケースに入った本のようなルックスのクールなミニPC、APC Paperの発売を待っていたのに、"Pre-Order in March"が"Coming soon..."になり、待てども暦はもう皐月、、、そんなあなたへ!
APC 8750を入れる紙箱を作って、気分だけでもPaperを味わっちゃいましょう。
紙箱のレシピは、バチカさんのこちらの記事を参考にさせていただきました。
材料
・ ボール紙(2mm厚) 画材店等で売ってます
・ 包装紙(外装、内箱、裏表紙用に何種類か)
・ 貼り付けボス 4pcs
・ ねじ(M3) 4本
道具
・ シャーペン
・ スティックのり(包装紙を貼る用。ペーパーセメントを使うと紙にシワがよらないのでなお良し)
・ ボンド(厚紙貼り合わせ用)
まずは内箱を作ります。
下の写真にある5枚に切った厚紙が内箱の材料です。真ん中の大きいのが底板、上下左右にある4枚が側面に当たる部分です。寸法はそれぞれ
・ 底面(1枚) 204x145mm
・ 長い側面(2枚) 204x59mm
・ 短い側面(2枚) 141x59mm
になっています。
切り出したら、長い側面のうち1枚にI/Oパネル用の穴を開けます。
後で登場しますが、貼り付けボスの高さだけ基板底面が上がります。また、基板を箱の中心に置く場合、パネルの位置は中心にはならないので注意が必要です。なおパネルの寸法はこちら(PDF)で確認できます。
位置を決めたら切り開きます。
実際にパネルをはめてサイズを確認しましょう。小さすぎる場合は調整して、ぴったりはまるようにします。
続いて側面と底面の厚紙を張り合わせます。底面の上に側面の厚紙を載せるようにして、ボンドで張り合わせていきます。
こんな感じになります。短い側面の両端が長い側面にはさまれるように組みます。
次にスティックのりまたはペーパーセメントで包装紙を貼り付けていきます。内箱の高さ+10mmくらいの幅に切って、側面の周囲を巻きつけるように貼っていきます。上下5mmくらいずつ紙が余るので、内側に折り込むように貼り付けます。
I/Oパネル用の窓に穴を開けます。ここも包装紙を周囲5mm程度を折り込めるように残した上で、真ん中を切り落とします。残った部分を、厚紙側に空けた窓の角まで切り込みを入れた上で、折り込んで貼り付けます。
内箱への基板の組付けには、下図のような貼り付けボスを使います。今回使ったのはタカチ電機工業のT-600というもの。M3のねじで基板を固定します。
はじめに基板側に貼り付けボスを固定してから、はくり紙をはがして位置決めすると楽です。
I/Oパネルにあわせて基板の位置決めをしたら、貼り付けボスをしっかり押し付けて固定します。これで内箱はとりあえず完成。
最後にふたになる外側のパーツを組み立てていきます。
まずは厚紙の切り出し。
・ 表紙(2枚) 210x148mm
・ 背表紙(1枚) 210x61mm
ちなみにこのサイズはA5書籍に合わせているので、APC 8750基板を入れると少し余裕ができます。
外装用の包装紙を貼り付けていきます。前後の表紙と背表紙の厚紙3枚を4mm程度の間隔をあけて並べ、その上下左右に25mm程度の余白を空けたくらいの大きさに包装紙を切ります。包装紙と厚紙をスティックのりまたはペーパーセメントで貼り付け。四隅は厚紙の角から3mm程度空けて斜めに切り落とします。
余白を内側に折り込んで貼り付けます。
内側に別の紙を貼って厚紙部分を隠します。内箱が載るところは省略で。
最後に、内箱と表紙をボンドで張り合わせます。きちんとふたが閉まるように気をつけてください。表紙の折り目の部分で定規などで内紙を押さえながら折り込むと、きれいに折り目が付きます。
完成図。ちょっとした雑貨入れのようなおとなしいルックスで、800MHzのARMコアを潜ませたにくい1台のできあがり。
ちなみにAPC 8750よりもAPC Rockを使った方が、コネクタが低い分、薄くできると思います。
和風版も作成。こちらは文庫本サイズです。
Arduinoが2台収納できます、殿。
APC Forumに投稿されている諸先輩方の作品も秀逸です。併せてご覧ください。
・ "The netbook case" by Icesnake
・ "My 0$ APC case" by Maxwell
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