2014年2月16日日曜日

UDOOをワイヤレス化してみた

以前、このブログでRaspberry Piのワイヤレス化にトライしました。そのときに使ったのがBuffaloのWLI-UC-GNMというUSB無線LANアダプタです。Raspbian OSで追加のドライバインストールなしに使えて、簡単な設定だけでワイヤレスコネクティビティを追加でき、小型、しかも安価。ストックしておいて損はないアイテムです。

一方、オンボードのWi-Fiモジュールが搭載されたボードでは、後付けのデバイスなしでもワイヤレス接続をセットアップできます。UDOOの場合、DualおよびQuadモデルにはWi-Fiモジュールが搭載されているので、ボード単体でRaspberry Pi+USB無線LANアダプタの場合と同様にワイヤレス化が実現できます。

で、実際にやってみました。手順は下記のとおりです。OSは公式のUbuntu 12.04です。

ワイヤレスインタフェースを見つける
$ ifconfig
(中略)
wlan6     Link encap:Ethernet  HWaddr 7c:dd:90:42:cf:83
          UP BROADCAST MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:0 (0.0 B)  TX bytes:0 (0.0 B)
wlan6というインタフェースがあることがわかります。なおコマンドは
netstat -i

ip link show
でも可。

wpa_supplicantの設定
$ sudo sh -c "wpa_passphrase '(ESSID)' '事前共有キー' >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf"
エディタでちょっと編集
$ sudo vim /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
network={
        ssid="(入力したESSID)"
        # ここから
        key_mgmt=WPA-PSK
        proto=WPA WPA2
        pairwise=CCMP TKIP
        group=CCMP TKIP WEP104 WEP40
        # ここまでを追加
        #psk="(入力した事前共有キー)"
        psk=(暗号化された事前共有キー)
}
wpa_supplicantの再起動。
$ sudo pkill wpa_supplicant
$ sudo wpa_supplicant -c /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf -i wlan6 -Dwext &

DHCPによるIPアドレスの取得
$ sudo dhclient -d wlan6
これで接続できるようになるはずです。

ネットワーク設定にワイヤレス接続を追加
再起動時に自動接続されるよう設定しておきます。
/etc/network/interfacesをエディタで開いて編集。
$ sudo vim /etc/network/interfaces
下記を追加
auto wlan6
iface wlan6 inet dhcp
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

参考情報

Linux: Show / Display Available Network Interfaces - nixCraft

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