一方、オンボードのWi-Fiモジュールが搭載されたボードでは、後付けのデバイスなしでもワイヤレス接続をセットアップできます。UDOOの場合、DualおよびQuadモデルにはWi-Fiモジュールが搭載されているので、ボード単体でRaspberry Pi+USB無線LANアダプタの場合と同様にワイヤレス化が実現できます。
で、実際にやってみました。手順は下記のとおりです。OSは公式のUbuntu 12.04です。
ワイヤレスインタフェースを見つける
$ ifconfig (中略) wlan6 Link encap:Ethernet HWaddr 7c:dd:90:42:cf:83 UP BROADCAST MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:1000 RX bytes:0 (0.0 B) TX bytes:0 (0.0 B)wlan6というインタフェースがあることがわかります。なおコマンドは
netstat -iや
ip link showでも可。
wpa_supplicantの設定
$ sudo sh -c "wpa_passphrase '(ESSID)' '事前共有キー' >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf"エディタでちょっと編集
$ sudo vim /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
network={ ssid="(入力したESSID)" # ここから key_mgmt=WPA-PSK proto=WPA WPA2 pairwise=CCMP TKIP group=CCMP TKIP WEP104 WEP40 # ここまでを追加 #psk="(入力した事前共有キー)" psk=(暗号化された事前共有キー) }wpa_supplicantの再起動。
$ sudo pkill wpa_supplicant $ sudo wpa_supplicant -c /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf -i wlan6 -Dwext &
DHCPによるIPアドレスの取得
$ sudo dhclient -d wlan6これで接続できるようになるはずです。
ネットワーク設定にワイヤレス接続を追加
再起動時に自動接続されるよう設定しておきます。
/etc/network/interfacesをエディタで開いて編集。
$ sudo vim /etc/network/interfaces下記を追加
auto wlan6 iface wlan6 inet dhcp wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
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